本日、9/16。
38年前の今日にTREXという神バンドの中心であるマークボランは他界したわけですね
愛人が運転する車が交通事故を起こし、病院に搬送され普通の人ならば助かる傷も、ヤク中すぎたボランさんにとっては致命傷で死亡、当人が死ぬ前にリリースした最後のアルバムの1曲目で歌われる「地下世界のダンディ」の通りに
地下に眠るわけです。物理的dandy in the underworld。
ボランさんが死んだ1977年、
そんなわけで連想させるのはパンクなんですが(the clashも歌ってる)
ボランの音楽はそう考えると可能性を感じるような気が個人的するような気がするような
ラモーンズという天才集団が現れ、あのビートがあってパンクは流行ったと考えるのですけど
ビート抜きにパンクを考えると、という気持ちになります
まあどうでもいいんですけど。
前に、酔った父(すごい陽気)を兄の家から実家に車で送るミッションを与えられ、車に乗せてエンジンかけたら
ちょうどその時TREX聴いてたんだけど、TREX流れた瞬間に父が
「お前最高なの聴いてるじゃねか!」と言ってボリュームを捻り上げ、大声でメタルグルーを歌っていました。
「こいつとっくに死んでるけど、死んだはずなのに俺の夢に出てくるんだよ」「俺たちは友達だって言ってきたんだ、だからこいつは俺の友達なんだ」と嬉しそうに恥ずかしい事を話す50過ぎの父を見て、
自分のイタイ感じの部分って遺伝だったのか、、と逆らえない血を感じました。
なので僕も禿げるんだろうなと思いました。(父の頭皮はニコラス・ケイジ寄りです)
ギターも弾けるし、サックスも吹ける父の話でした。
節婦という田舎町で生まれ、静内の高校に通いながら一人でこういう海外のロックを聴いていたんだ。と言っていて
ああ、そこも遺伝か、、と思いました。
父が中学の頃、友達と肝試しでお寺に行って、友人の面白半分でお寺の中に閉じ込められた父はブチギレて
お寺の戸をオラア!と蹴破って出てきたそうで、きっとその時の呪いが息子の僕に降りかかってきているのだと思います。
というわけで、ボラン好きもきっと遺伝だと感じてます。
世の立ち位置はとても退屈に思えて、そういったものを消し去るマークボランは最高
交通事故に耐えられないヤク中の作った素晴らしい曲が、38年の時空を越えてアジアの島国にある田舎街のアパートの一室に設置されたスピーカーから自分に向かって流れてるって思うだけで尊敬できるよね
ちなみに僕らの新しいアルバムはこれまた9/30でマークボランの誕生日に出る、予定です
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