spook schoolを知ったのはまだテープをウォークマンで再生しイヤホンで聴きながら街を歩く行為が
イケてると謎勘違いに及んでいた頃だったので結構前なはず、、
そのウォークマンは後々忘年会の景品でまだTLOP入りたてだったシンのものになりましたが。
最初は単純に、いつもと同じくネットの波を超えて最高バンドにたどりついたぜ、、
とこんな生活の中のサイクルの一つにもなってしまった気持ちでしか無かったですが。
その後も出る曲出る曲が良すぎたので、リリースは追おうと思っていましてそれなりに買ったりしてました。
特に、スコットランドの最高レーベルsoftpowerから出たカセットなんて、
同郷だからか(エディンバラとダンディーの距離感はよく知りませんが)the viewと同じ空気感があって
そうなれば自然にリバティーンズ感も同居しており、だけどpains~みたいな現行さわやか単純コードロック
的な感じだったり、歌詞が「I just don`t know how to talk to you」の連呼(最高)だったり
歌がベルベッツっぽかったりと、まあ最高なわけです。演奏がガッチャガッチャのもとても最高。
ちなみに150本限定なのでちゃんとシリアルナンバーなんて付いてるのでミーハー心が騒ぐわけですが
僕のシリアルナンバーは‘69‘でした。シックスナイン
そんでその後も動向は負うわけで、カセット以降はfortuna popから出てたり案外売れてきてるっぽいなって気がしてたり
1stアルバムくらいからbuzzcocksっぽい感じがすごいあったりで。
で、plan-it-Xの去年出たコンピに参加してるわけですが、その中の曲‘burn masculinity‘が超名曲なのです。
となってたらこないだに2ndアルバムが出まして、、日本に来るのが待てなくてitunesで買ったけど
そんなことしなくても普通にHMVが入荷してたので普通にHMVでもLPを買うという2重購入をしたくらいの内容で
buzzcocksなんですよね完全に。なまらライブが下手なbuzzcocksを近所のGEOで借りたパンクDVDの映像で見た
感覚を、14歳の頃の苫小牧の実家からそのまま22歳のひとり暮らしの部屋に持ってきた感じのアレです。
三都主アレッサンドロです。
plan-it-Xコンピにも入ってたburn masculinityは1曲目。
曲名を直訳してみたら「男らしさを焼き尽くせ」って意味になるらしいんだけど
あ、ここからは読めない英語のサイトを見て得た情報なので嘘かも知れないので読んでも意味ないかもしれません
ローリングストーン誌が主催で、against me!のボーカルの人と対談してたんですよね。
内容はトランスジェンダーの事
それを見てたら、知らなかったんだけど、spook schoolのメンバーにも同性愛者の人がいるってことで。
それで来て、burn masculinity「男らしさを焼き尽くせ」じゃないですか
んんん?と思って、これってもしかしてメッセージ性の強い曲なんじゃないかなって思ったんです。
私の話ですが、グザヴィエドランの映画を見てからその辺の事柄に、関心を持つようになったのですが
私はロランスで重要なのは、ロランスとフレッドの性を越えた、要は性など関係ない話で人間同士、本当の愛は存在するのかって話だと思うんですが
終盤で、ロランスを首にした教員が、実は同胞だった、同胞は簡単に社会的地位を守るために同胞である自分さえも
裏切った、ってシーンがすごくショック的だったのを覚えてます。あっさりしたシーンなんだけど。
性別なんて狭い考えで、社会の檻の中で迫害され孤独な思いをして、なんで体の形は同じように生まれただけなのに
昔からの決まりごとで寂しい思いをしなければならないのだろう、ともし自分なら絶望級のあれだと思うんですが
要は黒人問題とおなじですよね、昔の。
あ、ちなみに僕はゲイの方に夜這いされた経験あります。普通に怖かったです。
で、この話題をもっと身近に置き換えると、いろんな事に考えてしまうわけで。
なんでただ楽しく好きなことやりたいだけなのに、何かを敵対視をしなければならないのだろうとか
必ずしも、それってパンク的じゃないと僕は考えていて、
まあ、パンクの定義なんて人それぞれだしそれでいいと思うから(だから自分も好き勝手に話すけど)
アンダーグラウンド=パンクなんて方程式なんて、そもそも後付けでしかないから意味ないし
他人vs自分=パンクだったり、大きな体制に反対=パンクなんて考えもおかしくなってくる。
じゃあ、あなたが今着てるそのTシャツは?どこかの大企業が関わる工場で刷られたんじゃ?
って矛盾と揚げ足の連続にしかならないので、パンクの定義なんて意味なしだと思っています。
もう、人それぞれなんだしそれでいいよ、、ってここまでの話が全部水の泡な事ですが要はそれですよね。
ってことで話が大分意味不明支離滅裂ですが、今年一番僕はspook schoolのアルバムに
僕が思うパンクを感じました。
嘘っぽさが微塵も無いからね~~ってはなし。
自分の信条とかだって、意図的な自分ルールなんだから思い込みと変わらないと思うので
要は臨機応変にやってくしか人生とはうまくいかないのです
と、最近思います。短気な感情をパンクだって勘違いしたくはありませんね